2月2日、東京医科歯科大学の研究者約30名が本学を訪れ、本学研究者約30名と共に、学内見学やトークセッションなどを行うマッチングイベントを実施しました。
本イベントは包括連携協定*に基づく連携推進をはかるための共同プロジェクトのひとつで、医療と芸術を融合させた新たな研究に向けて、両大学の研究者同士が課題を共有することを目的としており、今後は本学研究者による医科歯科大学訪問も予定されています。
音楽学部邦楽科 金子聡哉助手の解説で能ホールを見学
奏楽堂の代表的な機能について解説をする小宮山雄太 演奏藝術センター准教授
大石膏室の歴史や石膏像について大学院美術研究科美術教育 笹野井もも助教による解説を受ける一行
学内見学後のトークセッションでは、本学の清水泰博理事(研究担当)の進行により、本学共創拠点の伊藤達矢プロジェクトリーダー、医科歯科大学の大島茂副理事(研究環境担当)、同大病院リプロダクションセンター石川智則センター長、そして同大若手研究者支援センター髙橋競URAがそれぞれの課題や取組について紹介しました。本学の日比野克彦学長も駆けつけ、活発な議論が交わされる中、最後には藤原道山音楽学部准教授が尺八を演奏し、管楽器奏者がもつ歯科治療への不安や口腔研究への関心の高さについて話しました。
また、GEIDAI LIVINGにて情報交換会が行われ、研究者同士が親交を深めました。
共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点の事業を紹介する伊藤プロジェクトリーダー
「ART×ART」と題し、Assisted Reproductive Technology(生殖医療技術)とART(芸術)の取り組みについて紹介する
医科歯科大学大島副理事(研究環境担当)(左)と同大病院リプロダクションセンター 石川センター長(右)
*本学と東京医科歯科大学は、両大学において、医療と芸術の融合の場として、双方の人材を共有しながら、アーティストがアイデアを表現し、新たな価値観を創出するため、2023年に包括連携協定を締結しました。
また、本学の提案により、医科歯科大学をはじめ香川大学、東京大学、東京工業大学等の連携機関との組織的な協力のもと、「アートと科学技術による『心の豊かさ』を根幹としたイノベーション創出と地域に根差した課題解決の広域展開」といった事業を進めています。本事業は文部科学省および日本学術振興会(JSPS)が実施する「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されました。
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>>「地域中核?特色ある研究大学強化促進事業」に採択されました。